業務の目的
国内でも有数の食料生産地となっている北国では、多くの灌漑排水の施設が建設され、その機能や性能により農業生産が向上してきましたが、近年にはこれらの施設が老朽化が進み、厳しい財政制約の中で、合理的な更新や長寿化を図る仕組みや
その実践が必要となっています。
また、農業従事者の急激な減少や高齢化が進むなど地域特有の営農構造の変化が見られ、深刻な水利用性能不足に陥らないように、施設の利用面での変更や改善の実践も必要となっています。
「施設機能総合診断」の業務により、水利システムの性能、各施設の性能や安全性・信頼性、さらに環境性等を調査・分析し、
農業社会基盤(ストック)の状態把握と将来の変化を正確に予測することで、「予防保全計画」の作成に資するものと考えます。
業務の内容
業務実施の特徴
機能診断や予防保全計画の作成支援には次のようにあたります。
特徴1:会社内部の専門性を総合して業務にあたります。
専門的技術と資格を有する農業水利施設機能総合診断士、コンクリート診断士、建築士および技術士が連携の上
施設機能診断調査や予防保全計画の作成を支援します。
特徴2:北国の環境と農業形態に代表される水利施設保全の業務実績の積重ねを活かして、良質な業務遂行を行います。
北海道の気候は厳しく、供用中の施設はその影響を受け、予防保全では特有の調査方法や監視、さらに性能回復の
設計が必要であり、当社は経験を活かした業務実施を基本とします。
調査技術のポイント
国・道県営等のプロジェクトの目標やその水利施設が発揮すべき性能を十分に把握した上で、必要な最新技術も導入して施設を効率的にかつ正確な機能診断等を行います。
改善技術/工法のポイント