特徴:
「高靭性セメント複合材料」により目地部を補修する工法は、高強度なために目地補修後の維持管理が軽減される可能性があるが、特に積雪寒冷地では、温度変化による伸縮に追従するために設ける無付着区間が施工時の気温が低いと長くなり、靭性セメントを充填する目地部の箱抜きの規模も大きくなる。
マルコフ健全度(劣化度)モデルによる建設約40年後の開水路の状態予測
【劣化予測の検討】
【積雪寒冷地の目的修復工法と監視】
 状態診断の結果を基に、監視継続や補修の有無を判断し、寒冷環境に適切な保全工法を提案したり、その工法のモニタリング計画作成の支援を行います。
北海道のような積雪寒冷地では、開水路施設に凍結融解作用が強く作用し、コンクリート躯体表面のスケーリングや、剥離、また、躯体内部にもひび割れなど有害な劣化が進行します。
構造的性能の状態診断は、積雪寒冷地での調査実績を基礎に正確に行うほか、有効な方法として提案されている超音波による表面走査法や電磁波探査等の非破壊調査法を使用して効率的な調査業務を実施します。

電磁波探査によるコンクリート内部欠損の検出
【躯体内部で発見される凍害(コア抜き後)】
【水路側壁天端で顕著な凍害】
積雪寒冷地では、水利施設は凍結融解作用など厳しい自然環境に曝されその要因により性能劣化の生じますので、地域特有の条件を評価した上、機能診断や劣化予測と対策を検討します。
 開水路が有する機能と性能を効率的に調査し、正確な評価の上、適切な保全方法を提案します。

 国・道県営事業で造成された基幹的な農業用用排水路(末端支配面積100ha以上)の延長は約4万9千qにのぼり、そのうち北海道は約6千qを占めています。
 北海道においても農業用用排水路の相当な延長は、古い時期に集中的に整備されており、老朽化が進行し、順次、更新が必要な時期を迎えるものが増えてきています。
一方、水路の性能低下が一様ではなく、状態監視の継続や軽微な補修でまだまだ供用できるものもあり、性能を正確に調査・評価し、合理的な計画の上、水路の更新を図ることが必要となっています。

                     


                   

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開水路の劣化診断と保全対策検討

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業務の目的


















業務の内容



















業務内容の特徴





 












調査技術のポイント































保全対策技術の事例